日本の家はいまだにスクラップ&ビルド(壊しては建てての繰り返し)と30年程度のサイクルで家を建てています。そんな家は隙間だらけで結露が発生し家の腐食が原因で家が短命、さらに花粉やPM2.5・ダニ・カビなどが発生し、家族の健康にも悪影響を及ぼします。長期優良住宅は長期にわたり良好な状態で使用するために国が定めた長期優良住宅認定制度の基準をクリアし認定を受けた住宅のことです。一戸建て住宅の場合「長期使用構造等」の劣化対策・耐震性・省エネルギー性・維持管理/更新の容易性・可変性・バリアフリー性の6つの性能項目を満たすことが必要です。
長期優良住宅の認定を受けた住宅は、補助金、住宅ローンの金利引き下げ、税の特例や地震保険料の割引等を受けることができます。
①住宅ローンの優遇措置
借入金利が一定期間引き下げられる「フラット35Sの金利Aプラン」が適用され、最初の10年間は金利0.25%(※2024年3月31日までの申込受付分に適用)に引き下げられます。
②税の特例措置
長期優良住宅の認定を受けることで、一般住宅に比べて「所得税(住宅ローン減税・投資型減税)・登録免許税・不動産取得税・固定資産税」など、これら税の特例措置が拡充されます。※住宅ローン減税と投資型減税の併用は不可となっております。
③地震保険料の割引
長期優良住宅では、認定基準に定める耐震性が求められます。所定の書類を提出することで住宅の耐震性に応じた地震保険料の割引を受けることができます。